KS-Guyの「バリバリRC伝説」

Final Lap

チャレンジカップ1:5F1クラス第3戦は、雷雨のため決勝レースがキャンセルとなり、予選順位がリザルトとなったため、不祥私めが開幕3連勝となった。ただ決勝レースでは、JINくんに大きく離され、あのままレースが続行していたら、優勝は間違いなくJINくんだったと思うし、それ以上に自分自身のバッド・ドライビングの後悔の念から素直に喜べない気持ち・・・。でもまあレースは結果が全て。優勝したことに間違いないし、次のレースからクリーンなドライブに徹すればいいさ・・・。

結果が全てのレースにあって、この1:5F1クラスは結果が全てではない。そう、レースのリザルトよりも別の大切なモノがあると私は今回強く感じた。おそらく出場したドライバー、ピットクルーはもちろん、ギャラリーのみなさんもそれを感じているからこそ、これだけ盛り上がるようになったのだと思う。印象的だったのは、JIN・アレジのそばにいる女神の言葉。「楽しいねぇ〜!」。この言葉に全てが凝縮されていると思う。走らせて楽しい、見て楽しい。ドライバーもピットクルーもギャラリーもみんなが楽しめる1:5F1クラスに成長した第3戦であった。



さて、この「バリバリRC伝説」の連載がスタートして半年がたちました。連載を始めようと思ったきっかけは、昨年の1:5世界戦ハチイチ全日本が終了し、目標を失っていた私が、新しい目標にしたのが、この1:5F1でした。プロローグに書きましたが、私自身の目標は「昨年なし得なかった表彰台の真ん中に立つ!」ということでした。連載途中から、レースで勝つための車づくりといった方向から、ディテール重視の方向へと転換しましたが、レースでは初期の目標を大きく上回り、開幕から3連勝、そして多くのディテーラーたちの誕生と、私自身の目標が達成されたことで、ここでひとつの区切りをつけよう思います。

1:5世界選手権から持ち帰った「RC大好きの木」の苗は成長し、花が咲き、最初の実をつけました。でもこれで終わりじゃありません。もっともっと、きれいな花をいっぱい咲かせ、いっぱい実をつけられるように大切に成長させていきたいと思います。

これまで長きに渡り、私のコーナーをご覧いただき、ありがとうございました。再開時期はまだ未定ですが、1:5F1の更なる進化の過程はもちろん、とどまるところを知らないペインターたちの熱きバトル、さらにはコスプレ大会の行方など、盛りだくさんでお送りしたいと思います。


それではしばしの間、さようなら。


「バリバリRC伝説」第一部


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