SW野郎の「コテコテRC日記」

FGカップ ザ・九州 Rd.3

ニードルを甘くして、再度コースイン。その時点でトップtamaさんの残り周回数は、20周ぐらいだったと思う。私の前を行く3位の加藤さんとは同一周回であるものの、その差は20秒ほど。仮に加藤さんとの差を、1周1秒縮めたとしても、ギリギリ最終ラップで追いつく計算となるものの、それは私がミスをしない走りをした場合のこと。ひとつのミスだって許されない。

ましてや1周ラップされているtamaさん、abeさんに追いつくことは、100%無理!本当に100%無理か?いや無理じゃない。あきらめない。これはレースなんだ。この先、何が起こるか分からない。自分を信じ、車を信じ、ひたすら前を行く3台を追いかける私。

ニードル調整をしたエンジンは、オーバーヒート状態は克服できたものの、甘くしすぎ、いまいちストレートの伸びが感じられない。5分じゃなくて3分にしておけばよかったと思ったものの、コーナー出口でスロットルを握っても、車が暴れることなく、確実に前に進んでいく。本来であればオーバーパワーともいえるNEWゼノアであるが、良く言えばマイルドな特性のエンジンと化していた。

残り17周となったところで、前を行く加藤さんがまさかのコースアウト。ここで一気にタイムが縮まり再び3位に上がった私。そして2位のabeさんも、周回遅れと接触し、車の動きがおかしい。abeさんとのタイム差が一気に縮まっていく!

が、しか〜し、私の背後には、トップを走るtamaさんの車が迫ってくる!そう、私のラップタイムよりも
確実に速いタイムでtamaさんは周回しているのだ。ブチ抜かれるのは時間の問題・・・。そんな時、車の動きがおかしいabeさんがピットに入る(入ったんだったっけ?)。その時点で私は2位に浮上。そして残るは私の前を走る、いや背後を走る、おまけに2ラップされそうなtamaさんを追いかけるのみ!

残り周回数は、16周。ここからBBSに書き込みいただいたtamaさんとの手に汗握っていただけた、壮絶なバトルが始まったのだ・・・。本当に壮絶なバトル?これが同一周回で、私がtamaさんを押さえながら走っていたなら、そりゃあ手に汗握る壮絶なバトルって言えるけど、私とtamaさんとの差は70秒。2ラップの差がある。tamaさんは、「ほらほら、いつでも抜けるぜ!もっと速く走らんかい!」余裕しゃくしゃく。まるで意地悪なライオンが、いたいけな?うさぎをいたぶっているかのよう。おまけに、お互いに33秒前半、32秒に手が届きそうなラップタイムでバトルした前日とは違い、おそらく34秒後半から35秒前半のタイムしか出ていなかったと思う。もちろんペースを落とした訳じゃない。

ここでtamaさんが「フヒャッヒャッヒャ、お先に〜!」って私をブチ抜いていなかくても、tamaさんは勝てる訳で、あえて私を前に走らせ、レースで勝つための走りに徹していたのだ。

その証拠に、1コーナー入口でアウトに膨らんだ私のインを突き、あっさりと前に出たtamaさん。「何や、ちゃんと着いてこんかい! 何がスーパーワイルド野郎や。スーパートラブル野郎なだけじゃん?オレは、ウルトラtaマンじゃぁ!」

【注:この文章を読むと、tamaさんは、すごく意地悪でイヤな人ってとられる人もいるかと思いますが、全然、そんな事ありません。とってもすばらしい人です。走りも、そして人間としても。でも私にとっては、レースのtamaさんは、血管ブチ切れそうになるくらい腹立つ対象の人ではあるんですけど・・・(笑)】

トシゾー店長のMCでは「ここでtamaさんを前に行かせ、後ろからプレッシャーをかける作戦かぁ?」と言ってくれたが、実際は全然違う。抜かれるべくして、抜かれた。そのまま一気に離されていくかと思いきや、tamaさんはペースを上げない。「SW野郎ちゃん、ほら、オイラについておいでぇ〜!」

いや、本当にそうなのか?もしかするとtamaさんだって、ペースを上げたくても上がらないんじゃないのか?tamaさんは、カットスリックタイヤを履かせているから、もしかするとリヤがダレて来ているはず。余裕シャクシャクの走りではなく、tamaさん自身、私を引き離せなくて焦っているのかも知れない。

tamaさんが周回遅れを抜こうとして、シケイン出口で絡んだすきに、再び前に出る私。何度も言うが、これが本当に同一周回でこんなバトルを繰り広げていたなら、興奮しすぎて失神者続出であったろうに・・・。でも二人が繰り広げる、テーツtoノーズの走行、しかもレース中盤から後半にかけ、ミスもなく延々と続く二人の走りに、ギャラリーのみなさんからしてみれば、手に汗握る、意地と意地のぶつかり合いととっていただけたのだろう。

「おっと!ここでSW野郎が再び前に出る!自力でトップtamaさんとの差を再び縮めるつもりかぁ?」。もちろん、そうである。tamaさんが余裕の走りをしているんだったら、私はひたすら車を前に走らせるのみ。

「残り周回数は、2周!このまま行けば、tamaさんの優勝は確実!」とトシゾー店長のMC。本当だったら、tamaさん、つぶれろ〜!って思うのだろうけど、全然、そうは思わなかった。お互い真剣勝負で、もっともっと走らせたい!そんな思いで、ひたすら車を走らせる私。

そしていよいよ最終ラップ。18周ほど続いたtamaさんとのテールtoノーズのバトルも終わりを迎えた。チェッカーフラッグが振られ、tamaさんゴール!おめでとう!tamaさんの前を行く私は、あと1周残っているのでスロットル全開でホームストレートを駆け抜ける。が、何とゴールしたtamaさんもペースダウンすることなく私にくっついてくる。いい根性しちょるじゃんかぁ!こんやたぁ(笑)

18周プラス1周のバトルを終え、私は2位でチェッカーを受けた。と同時にそれはFGコンペで8戦目にして、初の表彰台となった・・・。

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