こんなはずじゃなかった予選が終わり、でもいつまでもそんな気持ちじゃいられない。決勝レースに向けて、それぞれのセッティングを煮詰めていく。そんな中で各選手に共通して言えること。オーバーヒート対策である。
トシゾー店長は、フロントグリルに穴を開け、ペットボトルをつかって、何やら怪しいモノを作っている。 それは即席エアダクト。フロントグリルからエンジンに空気が直接当たるようにしたいらしいが、どう見ても、そんなんで効果あるとは思えない。
私はダンパーオイルを8000番から4000番に変更。固すぎず、柔らかすぎず、適度な固さをチョイス。あわせて予選2回ともにトラブルの原因となったリヤのボールスタビを入念にチェック。2度あることは3度あるなのか、それとも3度目の正直なのか、それは神のみぞ知るところ。
いよいよコンペクラスの決勝レース前。グリッドに車を並べ、スタートを待つ各選手たち。ここで私の頭に不安がよぎる。そう、これまでエンジンがかからず、ピットスタートとなっていたからである。ここSPLには、頼みのツルちゃんはいない。そんな不安を抱えたまま、ウオーミングアップランが始まる。懸念されたエンジンも一発で始動。10レース目にして、始めてまともにスタートした私。車の感じもこの日ベストタイムが出たフリープラクティス以上の動きをしている。
「よっしゃあ!最後尾からの追い上げは、オレのパターンじゃ。見ちょれよ〜!」。メラメラと闘志を燃やす私。しかし、ここで度肝を抜かれてしまう。ウオーミングアップなのに、全車ともまるで決勝レースがスタートしたかのように、ガンガン飛ばしている。最後尾スタートだった私の背後には、早々とTQのNくんの姿が見える。
オーバーヒート対策のため、かなりニードルを甘くし、私もabeさんも白煙モクモク状態の車。ウオーミングアップなのに、前の車に付いていけない・・・。ニードルを絞るか、このままで行くかの選択に迫られるが、ピットにはミドリくん。自分が降りていって、調整しなければならない。でも時間はない。いちかばちか、このままのニードルで決勝がスタート。
スタート直後の1コーナーで数台が接触!その中にTQのNくんも巻き込まれていた(と思う)。私は右のインフィールドへ5位で通過。トシゾー店長、そしてabeさんも好位置をキープ。しかしエンジンがかぶり気味の私の車より、後続から飛ばしてくる車の方が明らかに速い。1台、また1台と抜かれ、8位まで後退してしまう。
がまん、がまんの決勝レースとなった序盤戦、イエローフラッグが出て、全車ペースダウンしているところでバックストレートエンドで数台がクラッシュした模様。「おい!おい!おい!○×△?><Pごいぽまdfpjぱj!!!」トシゾー店長が叫んでいる。イエローフラッグが出ているのに、後方から来た車は全開でトシゾー店長の車に追突したのであった。はじき飛ばされた車はエンジンがストップ。ピットのミドリくんがエンジンをかけ、コースインした時には、すでに周回遅れとなっていたトシゾー店長!
ボンバーのMCでabeさんが3位に浮上!私も6番手あたりを走行。さあ、これからじゃあ!というときに、車がスローダウン。エンジンが止まってしまった!コントロールタワーから、今度は私が叫ぶ。「ミィドゥリィ〜〜!止まったぁ〜!みぃどぅりぃ〜〜!」いつものごとく、コントロールタワーを駆け下り、エンジンを始動すべく、引っ張ったり、エアーを吹いてみたりするものの、目覚めることなく、私のレースは7周、3分31秒66、ベストラップは27秒14で終わってしまった。
abeさんは、17周、8分を過ぎたところで同じくエンジンストップ。トシゾー店長は、追突されて頭のネジがぶっ飛んだのか、カナリヤでのtamaさんの鬼神の走りを上回り、赤鬼のように攻めまくる。ベストラップは、Nくんが出したコースレコードを上回る22秒83をマーク。こうなったらチーム九州男児のエースを応援するしかない!ものすごい追い上げで2位まで浮上。トップを走るNくんの背後まで迫ってくる。
「おっしゃぁ〜!行けぇ!!」そんな私の声が届いたのか、1コーナーで車が逝ってしまった。左のフロントだったか?足が折れているみたい。ピットに戻ってきた車に目をやると、アップライトのビスが脱落している。急いで締め直し、コースに戻るが、時、既に遅し。
結局レースは、Nくんがポール to ウイン。トシゾー店長は5位、7位にabeさん、8位に私で、SPLでのFGカップは終わったのであった・・・。
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