「バリバリRC伝説」

Lap23 機嫌を損ねたFX-1!?
 
  
「頭文字(イニシャル)AD」にも書いたが、2月23日にSPKで開催されるビッグサイズレース開幕戦F1クラスに参戦する私と、やるのぉ〜・トゥルーリーに加え、残念ながら今回は不参加のオレ・ヒロヤネンの3人が、2月15日(土)にKawasemi.Jrに集まり、仕上がり具合をテストした。

私とトゥルーリーは、久々のF1ドライブだったのだが、お互いに口を揃えて「何これぇ〜?全然走らんじゃん!」。

トルゥーリーは、FG F1であるが、ファーストワンのパイプに換装し、エンジンもsoloからゼノア230RCに載せ換えているのだが、期待したほどトップスピードが伸びない。私のHARM FX-1も、低速域が全くと言っていいほど、パワーがない。もたぁ〜とした感じである。

お互いに、ここ最近というものツーリングに集中していたから、F1が機嫌を損ねたのかもしれない・・・!?

そんな中、「おかしい?おかしい!」を連発する私たちを横目に、前回のタイムアタックで、33秒前半をマークしたヒロヤネンは、この日も好調さを維持していた。ヒロヤネンのF1は、FG F1であるが、ファーストワンのパイプ、そしてレースプロデフ、さらにはバキュームチャンバーを今回装備していた。

一緒に走らせてみて、ヒロヤネンのスピードは明らかに違う!一緒に最終コーナーを立ち上ると、1コーナー手前では、かなりの差がついてしまう。インフィールドでもパワーを活かした走りで、差を開かれないようについていくのが精一杯という状態であった。

当のヒロヤネンは、そんなすばらしい走りにも満足することなく、細部の調整に余念がなかった。今期のF1シリーズ戦は、ヒロヤネンに要注目だ!

久しぶりにFX-1を走らせて思ったことは、言うまでもなくツーリング(Street)とFX-1とでは、車の特性=動きが違うということ。フロントが「スパッ!スパッ!」と入ってくるStreetは、すごく機敏な動きをするが、ちょっとでもラフなステアリング操作をすると、車がコントロールできない状態に陥ってしまう。

それに対し、FX-1は動きこそ、まったりとしているものの、狙ったラインを外さないという利点もある。ここ一発のタイムを叩き出せるStreet、安定したラップを刻めるFX-1。私の理想は、両方の良い点を活かし、デメリットを少しでも解消する方向に持っていきたい。SPKの開幕戦まで時間がないが、実際にサーキット入りして、いろいろと試してみたいと思う。

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