KS-Guyの「バリバリRC伝説」

LAP26F1GP開幕戦を振り返る Vol.1

先日(2月17日)に開催された、チャレンジカップ2002 1:5クラスF1GP開幕戦では、予選、決勝ともに2番手であったが、トータルポイントでとうちゃんを抑え優勝することができた。Kawasemi.JrでRCを本格的にやり始めて4年。これまでどんなにこの日を待ち望んだことか!でも初優勝した喜びよりも、F1クラスに参加したドライバーやピットクルーはもちろんのこと、ギャラリーやスタッフを含め、サーキットに集まったみんなと充実した時間を共有できたことが、何よりうれしい!この感動を忘れないうちに、この開幕戦を振り返ってみたいと思う。

開幕戦を目前に控え、思うように走らなかった
FW19であったが、もう一度、足周りを重点的にチェックしてみた。ダンパーオイルは、シェイクダウン時からチェックしていなかったので、一度ダンパーを取り外し、確認してみると、エアがかなり混入しており、いったん全てオイルを抜き去り、新たに補充した。標準のオイルは前後ともおそらく2000番程度が使用されていると思うが、私はフロントに1000番、リヤに3000番を入れてみた。その理由は?って聞かれると答えようがないのだが、FGコンペでもフロントよりもリヤは固めのオイルを使用していたので、ただそれだけの理由。それ以上に固くすると、F1のサスは動きが鈍いので、タイヤへの負担がかかると考えた。それを解消するためには、ベアリングを使用するとか、いろんな方法も考えられるし、ダンパーオイルもこれからいろんな番数も試してみようと思う。バネはキット純正のままで、フロントはレッド、リヤはブルー。

アライメントもシェイクダウン時から変更なし。ただ前後のリバウンド量を若干変更。コーナーでは、リヤタイヤがインリフトしていたので、フロントは少な目、リヤは多めにとってみた。テスト走行時にフロントのスタビをつけると、リヤが暴れるのも、何か原因があるはずだと思い、フロントのスタビを全て取り外しチェックしてみると、バーが何故かしぶく、動きが悪い。そこでトシゾー店長にお願いし、ガタが出ない程度に削ってもらった。

駆動系であるが、これまでのテストでクラッチベルに固定されるプーリーは18Tがベストということで、私もそれに交換した。ベルトテンショナーを持たない1:5F1では、プーリーを交換しただけだと、ベルトの緩みが多くなるので、エンジンをやや前方に移動させる必要がある。そのあとで、ベルトストレッチャーの長さを調整し取り付け完了。

また、とうちゃんのF1では、デフからグリスが飛散していたと報告したが、私のデフも同じ。ノーマルデフだとトラブルの原因となる事象もこれまで見てきたし、ツーリングと違い、デフを交換しようと思っても、かなりの時間を要するため、不具合が出る前にFGコンペで使って感触が良かった
HARMのレースプロデフを搭載した。デフの交換には、1時間ほど時間を費やした。交換過程は、全バラした際にでも紹介したいと思う。

さらに!リヤのブレーキパットとローターを交換。どうしても最初は効きがいいけど、だんだんと効かなくなってしまう。そこでオプションのブレーキパットを!と思い、取り付けようとしたが、そのままでは厚すぎて不可。頼みのとうちゃんはいないので、自分でグラインダーで削ってみた。

さて主な変更点は以上であるが、おまけでもうひとつ。前々から気になっていたこと。それはリヤウイングの高さ。イメージ的にF1のリヤウイングは、ボディよりも上にあるのだが、1:5F1のリヤウイングは、かなり下の方にセットされている。そこでカラーを入れ、1cmほど高くしてみた。見た感じはさほど変わらないが、これもやはりこだわりのひとつ。実際にとうちゃんのF1と見比べてみると、やっぱり私の方がカッコイイ!


開幕戦前日、夕方遅くにその感触を確かめるために
Kawasemi.Jrへ。とうちゃん、Bugsy-Kさん、そしてJINくんは、既にテストを終えていた。ライバルたちの仕上がり具合が気になる私が走行準備を進めていると、JINくんがとうちゃんにストップウオッチを渡し、タイムアタックを開始したのであった・・・。

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