KS-Guyの「バリバリRC伝説・・・HARM BASIC編」

其の4〜くりごさん、大活躍!

HARM BASICを駆ってのレースは3戦目となったチャレンジカップ1:5クラス開幕戦。12台のエントリーがあった中で、FGエコストックが10台、私と「くりご」さんの2人がHARM BASICでの参戦となった。朝から小雨が振り、路面コンディションは最悪の状態で行われた予選1回目。まずは1組目に「くりご」さん登場。1:10GPツーリングをメインに走らせていた「くりご」さんは、1:5レースは初参戦。

私と同じようにバネを交換し、ピニオン&スパーギヤも交換。タイヤはキット純正の
PMTタイヤを使用してのタイムアタックとなった。ドライコンディションでは、G230RCを搭載したFGエコストックに対しては、どうしても非力さが否めないBASICであるが、ウエットコンディションともなれば、互角、あるいはそれ以上の力を発揮するのではないか!そう考えて臨んだ予選であったが、その読みはズバリ的中!FGのタイヤは全車スリックタイヤということもあり、ラフにスロットルを握るとスピンする状態であったが、そんな中、グルーブドが施されたPMTタイヤを履く「くりご」さんは、マイペースで走行させている。DJトシゾーのMCにあったように「こつこつ貯蓄型走行」で、決して握りすぎず、ステアリングも慎重に、我慢の走りで何と予選1回目の暫定TQを獲得したのであった。

その走りを見ていた予選2組目の私は、暫定
TQ争いに加わるべく、タイヤはGRPRタイヤ(フロントR3、リヤR1)を履き、その上に前後タイヤウオーマーで十分温め、いざコースイン。自分の予想では、最初から抜群のグリップを発揮し、ダントツの40秒台を記録して、早々にタイムアタックを切り上げよう!などと横着なことを考えていた。勢いよくピットロードからコースインしたのはよかったけど、1コーナーでは思いっきりスピン!こんなはずじゃなかったのに…。

ウエットコンディションでのRタイヤの走行性能の高さは、昨年4月の雨の
SPKでチームAMJのYNさんや野田さんが実証済み。その後のSPLでも私自身経験済みであったのだが、BASICでは、どうしてグリップしないのか?玉金太郎氏曰く、「Rタイヤよりカットスリックの方がグリップするんとちゃうん?」。

いずれにしても思惑が外れた私は作戦を変更した。「くりご」さんを模範に「こつこつ貯蓄走法」を目指す!ついついスロットルを握りたくなる気持ちを押さえつつ、ステアリングもゆっくり動かし、コース幅をめいっぱい使って、大きな円を描くように走る。5分過ぎに2組目ではトップとなる57台のタイムをマークし、「おっしゃぁ〜これから!」と思った矢先、車がストップ!受信機ケースから雨が進入し、受信機が水没してしまったのが!結局、2回目の予選、そして決勝まで受信機から全てのコネクターを外して乾かすも、私のBASICは深い眠りについたままだった。


一方の「くりご」さんは、予選2回目をサーボトラブルでキャンセルしたものの、堂々の3番グリッド獲得!決勝でも並みいる強豪の中で、5位を獲得。ピットタイムを含めた総合では、3位に!

ドライでもウエットでも、安定した走行性能を発揮するBASIC。フロントブレーキやチューンドパイプなどのオプションパーツも発表されたようなので、間もなく国内にも入ってくると思われる。こうしたパーツで武装することにより、更に戦闘力がUPすることは確実。これからのレースが実に楽しみになってきた!
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