SW野郎の「バリバリRC伝説」

STARTING GRID〜新たなる挑戦

今年の夏、ドイツで開催された1:5世界選手権が終わって、もうすぐ3カ月になろうとしている。この間、これから自分は何を目標にRCをしていこうか?ということをじっくり考える時間があった。FGコンペティション2000を駆り、世界選手権に出場する!という目標、いや夢をわずか10カ月で実現してしまった私は、正直言って、「燃え尽き症候群」というのであろうか、目標を見失い、「明日のジョーのごとく」、真っ白な灰と化してしまっていた。しかし、そんな私の心の中で、世界戦から持ち帰った「RCだいす木」の苗はしっかりと根を張り、だんだんと成長していたのであった。そう、私は新たなる目標に向かって挑戦を始めようとしている。

その目標とは何か?

今から何年前だろう?まだバブル絶頂期の頃、大分県にあの鈴鹿をも凌ぐと言われた「オートポリス」というサーキットが誕生し、そのオープニング・イベントで、爆音を響かせながら、ホームストレートを大気を切り裂くかのごとく疾走するベネトンF1を見た。圧倒的なその迫力、そしてスピード。まさにレーシングカーの最高峰F1を見た時の衝撃は、今でも鮮明に記憶の中に残っている。

「いつかは自分もF1ドライバーとして、サーキットを走ってみたい!」。そんなかなわぬ夢を持ち続けていた私が、実車ではなく、RCの世界でF1ドライバーとして参戦することを決意した。

スケールもより実車に近く、これから新しいカテゴリーとしてブレイクするであろう、1:5F1を駆り、FGコンペではなし得なかった優勝!という表彰台の真ん中に立つべく、勝つためのマシンに仕上げていくことを目標に、SW野郎の「バリバリRC伝説〜F1サーカス編」、爆音を響かせながら、今、スタート!


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