SPKツーリング部隊の圧倒的なパフォーマンスを見せつけられたあとだけに、この動揺を払拭するために、私はアイルトン・セナに供給されるはずだったというRothmansのジャケットに袖を通し、コントロールタワーに上がり、HARM FX-1をコースインさせた。
昨日、ウエット路面で走らせた後、一切メンテしていなかったFX-1であるが、心配していたトラブルはなく、路面コンディションがほぼ回復したこともあり、PMTのタイヤはグリップを発揮する。先に走らせたHARM Streetと異なる特性を持つFX-1は、狙ったラインに載せやすかったし、車の挙動も安定している。どちらかと言えば、FX-1の方がタイムが出せるのでは?
コースに慣れ、高速セクション、そしてインフィールドセクションともにいい感じで走れるようになってきた。ふと周りを見渡すと、いつの間にか走行させているのは私だけとなっていた。これなら私がコースアウトしても他の方の邪魔にはならないだろうから、1ラップだけの全開走行に入る。
FX-1のプーリーは標準の18Tのままであるが(ちなみに竹ちゃんは18T、takoten殿は19T)、ファーストワンのパイプの効果もあり、頭打ちすることなくバックストレートを駆け上がる。続く高速コーナーでも車は安定したままスピードに乗った状態で山際の側溝?の上をかすめ、ヘアピンを小さくターンし、インフィールドセクション最大の難関の左90度コーナーもベストなラインで通過!その他のコーナーも完璧にクリアできた!
「おっしゃぁ〜!絶好調やんか!FX-1!」あまりにも完璧に走れたので、「あと1周行くでぇ〜!」と全開走行2ラップ目に入る。
が、しかし、ふと頭の中をある光景がよぎった。バリバリ伝説で巨摩グンはいつもWGP予選のスーパーラップは1周だけだったのだが、どこぞの予選で2周目に突入した際、転倒し、巨摩グン・スペシャルを大破したのだった。
「あんたなぁ〜それが何の関係があるん?」
だって私のHNはバリバリ伝説の巨摩グンからとったものだから、まったく関係ない訳じゃない!?。
FX-1は絶好調。高速セクションを完璧にクリアし、インフィールドセクションの90度ターンも完璧にクリア!スピードに乗ったまま下り坂のショートストレートへ。が、しか〜し!あまりにもスピードが乗っていたため、次の左コーナーへ進入するためのブレーキングポイントが遅れた!
「しまったぁ〜!」と思った瞬間・・・。
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