SW野郎の「バリバリRC伝説」

LAP16〜とうちゃんのF1

「1:5は九州が熱い!」。そんなコピーでRC雑誌にも取り上げられるほど、1:5BIGスケールカーのイベントは、回を重ねるごとにすごい盛り上がりを見せているのは、みなさんご承知のこと。そんな九州にあって、忘れてならないのは、「とうちゃん」の存在。

「とうちゃん」の魅力は、熟年?でしか持ち合わせない、その「温かさと厳しさ」。時にやさしく、時にきびしく、文字通り私たちの「オヤジ的存在」であるのだが、忘れてならないのは、その速さ!勝負強さ!

昨期(2000年)はエコストック/アコードながら、コンペクラスの車輌をも押さえ連戦連勝!今期(2001年)はホクセイサーキットで開催されたFGカップでの2位を最高に、その後のレースではトラブル続きで思うような成績が収められず、「とうちゃんの無敗神話は、もう過去のものなのか!」と言われたこともあったが、シーズン後半、迎えたFG CUPザ・九州Rd.5。並みいる強豪たちを押さえ、エコ・ストック&NEWビートルの両クラスで見事ポールtoウインで復活!続くHARMグランプリでも優勝を飾り、最高の状態で今期の最終戦、アクティブフェスタを迎えるカタチとなった「とうちゃん」が、来期、F1に参戦する!

仕事を終え、Kawasemiに足を運んだ私の目に飛び込んできたのは、「とうちゃん」のF1。ニコニコしながら「見て見て、オレのF1!」って目が訴えている。「すげぇ!かっこいいじゃん、とうちゃん!」。そんな私の言葉に、顔をほころばせて、まるで自分の孫を誉められているかのように、「SW野郎、どうだぁ!」と満面の笑みのとうちゃん。まだ製作過程だけど、ちょっぴり紹介したいと思う。
まずはシルバーに塗られたホイール&ロゴに注目していただきたい。写真ではわかりづらいけど、すごく雰囲気が出ている。「SW野郎のなんか、古タイヤみたいやねぇ〜」なんて言われるのも、ごもっとも。とうちゃんのF1を見たあと、私のを見ると、貧相に見えてしまうのは、私だけじゃないはず。私も負けじと、ホイールの内側は金色で、外側は黒にするぞ!
佐藤ボデー作のドライバー。ロゴ・マークは手書きとなっている。すごいのは右の写真。何がすごいかって、受信機の電源を入れるときには、F1はボディをかぶせたままではできないのだけど、スイッチを受信機ケースの上部に取り付け、ドライバーのステアリング部分にワイヤーでリンクさせることで、ボディをかぶせたままで、スイッチのオン・オフができるのだ!
私ととうちゃんと二人で車を眺めているその姿は、周りから見ると、まるで子どものように見えたと思う。「いいなぁ〜、カッコイイなぁ、とうちゃん・・・」。言葉ではそう言いながらも、「とうちゃん、見ちょれよ!」。お互いにまだ製作途中の段階から、早くも火花を散らしているのであった・・・。
 
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