「バリバリRC伝説」

Lap 9〜ブレーキの組み立て
 
コテコテ魂に火がついた私であるから、「当然、ブレーキは油圧で行くんやろ?」って思う方がほとんどだと思うが、私はあえてワイヤーを選んだ!HARM FX-1の価格設定では、油圧ブレーキ仕様だとワイヤーブレーキ仕様より50,000円高。普通に考えれば、がんばって油圧にする人が多いと思う。もちろん、強力なストッピングパワーを発揮する油圧ブレーキは、その性能といい、ルックスといいバツグンだ!でも私は、FG F1でワイヤーブレーキを使用していたが、何ら問題はなかったし、リヤがキット標準のインボードタイプだったので、それをアウトボードタイプを装着することで、さらにするどいブレーキングが期待できる!

組み立てる前にセットの中身をあらかじめチェックしてみた。構成は基本的にFG F1用と同じである。違いと言えば、ベンチレーテッドディスクが標準装備であるということ。さらにブレーキホースが金属性になっている。FG用と手に持って比べてみると、HARM FX-1用が軽いと感じた。またFGではオプション設定となるアルミ製のガイドプレート、ケーブルホルダー、キャリパーのブッシュが樹脂ではなくメタルが標準装備となっている。でもガイドプレートは、FG用のベアリング仕様に交換した。ブレーキロッドの戻りがよりスムーズになることで、ブレーキの引きずりを解消することにもつながるからだ!
 
付属の説明書に従って行えば、そう難しくなく組み立てることができる。まずキャリパーにメタルブッシュを押し込む。アップライトにキャリパーをビスで固定するのだが、この時、ロックタイトを少量だけ塗らないと、2度と抜けなくなってしまうので気を付けなければならない。ブレーキパッドの固定方法もFG用とは異なっている。FG用はビス1本で固定するのに対し、HARM用は、キャリパーにロッドを固定した後から、ナットを締め込むようになっている。見た目はFG用がかっこいいのだが、ブレーキディスクとパッドのクリアランスを調整する際、HARM用だとナットを緩めるだけでOKなので、ロックタイトを塗布して固定しているロッドが抜け落ちるという恐れもない。
 
組み上げたブレーキをフロント&リヤにそれぞれ装着した画像。ここまでできたら、後はブレーキホースの取り回しを含めたリンケージの調整を残すのみ!いよいよシェイクダウンが間近となってきた!

 
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