「バリバリRC伝説」

Lap 20〜F1GP最終戦を振り返る!
 
  
最終戦、TQを獲得したものの、決勝で2位となり、完全制覇の夢は達成できなかった私であるが、今年1年、思う存分F1クラスを楽しむことができた。それは開幕戦でこれまでなし得なかった表彰台に立ったことに始まり、まさかの4連勝したこともあるけど、それ以上にすばらしい仲間たちとシリーズを戦えたことが、何より楽しかった。

一緒にシリーズ戦を戦ったドライバーたちはもとより、何といっても次第に壊れていった私に愛想を尽かすことなく、チームRothmansのメカニック&ピットクルーとして見事な働きをしてくれたあだたくちゃんには、感謝の気持ちでいっぱいである。

私がレースに集中できたのは、いろいろ細かいところを常にチェックしてくれたあだたくちゃんの存在があったからこそ。さらにはストップランプの開発やタイヤウオーマーコントローラーの改造など、卓越したその技術は、他のF1ドライバーからも一目置かれている存在でもある。

そして何より、私以上に遊び心の持ち主であるということがうれしい。

最終戦こそ、日程の関係でタイヤ交換がなかったので、ピットクルーの出番はなかったのだけど、それに変わるピットクルーの役目として、バカな私が考えたのが、左の写真のように、ピットエリアからのドライバーにサインボードを出すってこと。

もちろん、コントロール上の私が見るのではなく、コース上を走るF1のドライバーに見せるためだ(笑)。

普通に考えると、「あんた、バカじゃねぇん!」で終わるのだけど、あだたくちゃんは、私の言わんとすることをきっちりと理解したうえで、私の想像以上に完璧にこなしてくれたのだ。

昔、MAGA点がバイクのレースをやっていたときに、実際にサインボードを出していたというあだたくちゃんは、要領を得ており、周回を重ねるたびに、周回数やラップタイムや前を走る車、後続の車とのタイム差、さらにはペースアップの指示をサインボードに書き込み、しかも真顔でそれをやってくれたのだ(笑)。

さらにはクラッシュにより破損したボディを修復するためにピットに入った車を手際よく直したうえに、ドライバーのバイザーを拭くという細かいところまでやってのけてくれたあだたくちゃん。彼の存在なくしてチームRothmansは語れない・・・。

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