もうひとつのハチイチ全日本選手権

FILE 9〜 理想のピットクルー・ウエア

先日のチャレンジカップ第4戦で、私はピチピチの自転車のロードレースウエアを着てピット作業を行った。というのも燃料給油中に、タイヤがシャツに絡まったりするのを防ぐため。実際にそういう光景を目にしたこともあったからだ。

このレースウエアは、15年前、当時、高校生だった弟が、ツール・ド・フランスに影響され、Panasonicの「クレイジー・ボーイ」というロードレーサーに乗って、阿蘇外輪山を走り回っていた頃に着ていたもの。「ラ・ビ・クレール」という名門チームのレプリカシャツなのだ。その後、私も自転車競技で県体に何度か出場し、その際に着ていたのだが、10年振りに袖を通したレースウエアであったが、かなり色あせ、私自身の体型の変化により、その姿は決してカッコイイとは言えない。


そこで新しいメガネが出来上がるのを待っている間に、ピットクルー・ウエアーを探しに、自転車用品店とバイク用品店に向かったのであった。

私が考える理想のピットクルー・ウエアは、まず体にフィットしていること。前述のとおり、Tシャツやポロシャツだと、タイヤが絡まってしまう危険性があるからだ。更にコントロールタワー上のドライバーが、瞬時に自分のピットクルーと見分けられる服装であること。全日本では、予選も決勝もそのヒートの速い順にコントロールタワーに上がり、立ち位置を優先的に決めることができる。ピットクルーはドライバーの立ち位置の真下に陣取る訳であるが、結構みんな似たような服を着ているので瞬時の識別はしにくい(と思うのは私だけだろうか?)。ほかにもズボンやグローブの調達もしたかったのだが、予算の関係上、ウエアだけに絞ることに。


で、これじゃぁ〜!というウエアをバイク用品店で見つけた。それが下の写真。
写真ではよく分からないだろうけど、このウエアはメッシュ地である。炎天下の8月に開催される全日本選手権では、勝ち上がりレースは10分間、セミファイナルは20分間、そしてグランドファイナルともなれば45分間もピットにいることになることから、通気性がいいメッシュ地のウエアは絶対だろう。丈は腰までだし、タイヤが絡む危険性もない。おまけに見た目もかっこよく(派手)、私がどこにいようともすぐに分かると思う。

新しいメガネも出来上がり、市内からの帰りにKawasemi.Jrに立ち寄り、買ったばかりのウエアに着替え、ハヤテくんに車を押してもらって給油の練習を始めた。非球面レンズ効果はバッチリで、目だけで車を追っても歪みがないし、乱視を矯正したので目も疲れない。遠くや近くもぼやけることなく、短時間ではあったものの、満足のいく練習ができたのであった・・・。

さて、決戦の日までいよいよ50日を切ろうとしている。九州地方はまだ梅雨が明けておらず、ぐずついた天候が続いているが、少しでも天候が回復すれば、ドライバーとの実戦練習を始めなければ!給油はもちろん、ピットクルーとしてほかにもやることはたくさんある。エンジンスタートに始まり、ニードルの調整、ドライバーとのコミュニケーションなどなど、ドライバーから信頼されるピットクルーになるために、私に残された時間は、あとわずかしかないのだ・・・。

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