8月21日(水)。勤務を終え、Kawasemi.Jrに直行した私は、一足先にBOSS入りした選手たちと合流すべく、荷物の最終確認をするとともに、ひろりんにお願いして、最後の給油練習を行った。
「ピットクルーとして、全日本選手権に参戦する!」と決意して2ケ月。給油の練習のためだけに購入した燃料は8リットル。つぶしたタンクは4つ。そして事前にトシゾー店長とのコンビネーションを確認するべく、BOSSにも行ってきた。
自分自身がやれることは全てやってきた。あとは結果を残すのみ!その間、私の練習に協力してくれたひろりん&ハヤテくん、ユノピーさんやSEIさん、たっちゃん。そして快く?私の練習用にと車を貸してくれた万太郎はじめ、多くの方々の熱い思いと一緒にBOSSで戦いたくて、私は早々とGUN-Boyスタイルに身を包み、Kawasemi.Jrを出発。一路、福岡空港を目指した。
空港に到着したのは20時前。出発まで時間があったので、食事をとろうと思い、空港ターミナル3階にあるレストラン街を、GUN-Boyスタイルのまま店を探していたら、冷ややかな視線をビシバシ感じた私。「見たらいけません!病気が移るよ!」みたいなこと言ってるんやろうなぁ〜と思うと、さすがに気合十分の私であっても、大勢の客が入っている店には、この格好のまま入ることができず、ガラ空き状態の店に入る。でも店員は私と目を合わせようとしなかった・・・。
その店で「勝つカレー」を注文し、「絶対に勝つぞ〜!」と一口ずつ、かみ締めながら食べた私。その私が食べ終わるまで、誰も入ってこなかった店を後にした・・・。
20時30分過ぎ、携帯電話に着信があったのに気づき、出発ロビー入り口に移動した。F-Specのボスからトシゾー店長のボディを預かるようになっていたからだ。電話をかけながら、ボスの待っている場所に移動していると、大勢の人ごみの中だったにもかかわらず、「もしかして、前から来るのがそう?」と電話越しにボスが言う。
塗りあがったばかりのボディを預かり、必勝を誓ってボスと別れた。あとから聞いた話であるが、「GUN-Boyは壊れてる・・・」とボスは電話でトシゾー店長に言ったそうだ・・・。
出発ロビーで、ボスのいつにも増して気合いの入ったボディを眺めていると、普段、トシゾー店長のボディには見かけない文字が・・・。「最愛なる我が息子」という英語とトシゾーJr.の名前がそこにあったのだ。それを見て、思わず目頭が熱くなるのを感じた私。
多くは語るまい。万感の思いを込め、福岡空港を飛び立ち、羽田空港から電車を乗り継ぎ、選手たちの宿舎となっているホテルに到着したのは、Kawasemi.Jrを出発して7時間後の午前1時過ぎ。トシゾー店長にボディーを渡すために部屋に行くと、私の姿を見て、あいつはこう言った。
「あんた、バカやねぇん!」
こうして選手たちと合流した私は、そのまま爆睡。翌朝は6時にホテルを出発し、決戦の地となるBOSS
SPEEDへと選手たちと向かったのであった・・・。
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