もうひとつのハチイチ全日本選手権

FILE 15〜工具箱を探せ!

 

そうそう、予選前日の夜、ある出来事があったのを、GUN-Boy's BBSを見ていて思い出した。

シャワーを浴びて、明日から始まる予選に向け、体調を整えようとベッドに横になっていたら、誰かさんから電話が入った。部屋に行くと「工具箱、車に忘れたぁ〜!取ってきてもらったりすると、とっても嬉しいんやけど・・・」。要は取ってこい!っちいうことやんか!

そいつは、どこぞのレースでぎっくり腰になったことがあるので、今大会は万全の体調で臨んでもらいたかったので、そいつの重たい荷物は極力、私が持つようにしていた。「自分で取りに行けばいいじゃん!」と言いたかったけど、重たい工具箱を抱えた際に、ぎっくり腰にでもなったら大変と、ホテルに帰ってもピットクルーである私は、快く!?取りに行くことに。しかし、これがとんでもないことになろうとは・・・。

「どの車に乗ってるん?」と聞くと、「・・・わからん・・・たぶんMIYAさんかなぁ〜」というので、MIYAさんにTELすると、全日本予選前の緊張をほぐすためか、ホテルの外で散歩?していた。

「車に工具箱を忘れたヤツがいるから、取りに行きたいんやけど、車のキー持ってる?」「えぇ〜?持ってますけど・・・車は第2駐車場っすよ・・・」。

そう、私たちが泊まっていたホテルは、BOSSから20分程度のところにあり、選手権関係者だけで満室状態となっていた。当然、ホテルの敷地内だけでは関係者の車は駐車できず、ホテルの第2駐車場にも停めていたのだ。

その第2駐車場というのが、実はホテルから600mほど離れたところにある!夜道をテケテケ歩いてそこに行くと、MIYAさんが待っていた。私の姿を見るなり、「車のキーがないんっすけど・・・。おかしいなぁ〜部屋に忘れてきたかなぁ〜?」。

何やちゃ!?

再びホテルに戻り、最上階の9階のMIYAさんの部屋に行って、車のキーを受け取り、再び第2駐車場に向かう私。そして車の中に入ってみて愕然!工具箱がない!どんなに探してもない!

「こりゃ、もう一台の車の中か?」

またまたホテルに戻り、今度は悪がきに電話。「えぇ〜?車の鍵は、トシゾー店長が持ってますよ」と言うので、7階のトシゾー店長の部屋に行くと、「○○さんに渡したぁ〜」。今度は8階の○○さんの部屋に行くと「tamaGに渡したぁ〜。車に取りに行くんやったら、悪いけどプロポを持ってきてくれたら嬉しいんやけど・・・」。

「いいっすよ・・・」。たぶんそのときは、ひきつった笑顔とドスの効いた声で返事したと思う。8階から今度は6階に降り、tamaGから車のキーを受け取り、ホテルの駐車場に停めてある車に行く。「最初からこの車を探せばよかった・・・」とブツブツ言いながら車をあけると、再び愕然!!あるはずの工具箱がないじゃん!!

悪がきに電話して、積んだかどうか確認すると「黒い工具箱が2つと、赤い工具箱が1つしか積みませんでしたけどねぇ〜。ジョージが降ろしていたから、あいつが知っているかも・・・」。

何やちゃ!?

ジョージに電話して確認すると「いやぁ、その人の工具箱、積んだ覚えはないですよ。もしかすると忘れて帰ったんじゃないっすか!?」

一番最初の依頼主に電話すると「あんたなぁ〜遅いじゃん!早く持ってあがってきてよ!」なんて言うじゃないか!「あんたなぁ〜車を探してもないんじゃ〜!忘れて帰ったんじゃねぇんかい!」。

結局、その工具箱は、ホテルから車で15分ほど走った、某選手の車のなかにしっかり積まれていたのであった・・・。

この話はこれで終わらない。今度は○○さんに頼まれたプロポを探しに、また9階のMIYAさんの部屋に行って、600m離れた第2駐車場に取りに行くも、これまた積んでいない!!!!結局、サーキットに置いてきた車の中に、ちゃんとそれはあったのだった・・・。

工具箱を探しに第2駐車場を往復すること3回。距離にして2400m。9階まで上がること4回。電話代もかかったし、捜索時間は結局1時間30分以上にも及んだのであった。



教訓その1・・・自分の荷物は、ちゃんと自分で管理すること!特に何人もの荷物を積みこむときでも、自分で責任を持つこと!


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