もうひとつのハチイチ全日本選手権

FILE 20〜決戦の幕は上がった!

トシゾー店長のタイヤを削り終えた8時過ぎ、出場選手のプロポ回収がアナウンスされた。Kawasemi.Jrのレースでは、予選・決勝を通じ、プロポは常にドライバーのそばに置いていてもかまわないが、全日本選手権では、電波トラブルを未然に防ぐために、全ての選手のプロポをコントロールタワー上に用意された箱の中に預けるのだ。

したがってサーボやリンケージの確認は、プロポが回収される前に済ませておかなければならないし、予選・決勝中にバッテリーダウンしないように充電すること、あるいはあらかじめ乾電池に替えておく必要がある。

この日のスケジュールは、9時から予選が開始となっていたが、前日降り続いた雨のため、路面はまだ乾ききっていない。九州&四国勢のパドック前の最終コーナー付近では、湿式掃除機の大きな音が鳴り響き、運営に携わる役員のみなさんは、コース整備に追われていた。

9時過ぎになって、運営スタッフからMCが。予定を変更して、予選第1ヒートの選手から5分間の練習走行が開始されることに!しかも練習走行開始は10分後!

予定外の練習走行開始に、急遽、慌しくなるパドック内。私も急いでピットボックスに必用な工具を揃え、予選第1組目に登場するMIYAさんの車をピットエリアに運び、エンジン始動。コースオープンの合図とともに、ピットへ送り出す。

しかし、乾ききっていない路面は、まるで氷の上のよう。全車恐る恐るスロットルを握っている。6ヒート目のTSURUちゃん、7ヒート目のトシゾー店長あたりから、だんだんと握れるようになってきて、最終12ヒートのMEGA点&銀太郎さんの頃には、ほぼドライの路面へと変わっていった。

練習走行後、インターバルを取るのかと思いきや、即、予選を始めるというアナウンスが!こうして2002年夏、ハチイチ全日本選手権の戦いの幕が上がったのであった!




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