予選第1ラウンドのヒート4が始まって、Darkside#1が出走しているのだが、ナビはMIYAさんに任せ、私はトシゾー店長のパドックに足を運んだ。今年はレースウイーク中から、セントラル・テントの中に自分のパドックを置いたトシゾー店長。自分は九州代表だし、Kawasemi.Jrの店長として、九州選抜選手たちをサポートするという姿勢をこれまで変えなかったトシゾー店長であるが、選手権に出発する前から、私は口をとんがらして言ってきた。
「あんたん立場や気持ちは、ようわかる。でも選手権なんや!あんた自身もドライバーとして参戦するんや!そこんとこ、よう考えなぁ〜!みんなはあんたがサポートしてくれたら、そりゃあ助かるだろうけど、それ以上に、思う存分戦って、その結果、表彰台の真中に立つことを夢みてるんや!それにあんたがいろいろサポートしてたら、九州選抜の選手たちだって、あんたにt頼り切ってしまい、おんぶにだっこで、成長しきらせんで!」。
それはみんなも感じていたと思う。本当は、トシゾー店長が同じパドックにいてくれるだけで、そこにいるだけで、どれほど頼りになることか!まさに精神的支えであり、路面コンディションにあわせたセッティングのアドバイスを受けることで、気持ちに余裕を持って予選や決勝に臨むことができる。でも今年はセントラル・テントの中にパドックを構えたトシゾー店長に頼ることなく、tamaGを中心にまとまりを見せた九州選抜選手たちであった・・・。
話をもとに戻す。トシゾー店長のパドックに行くも、姿は見えず。あちこち探すも、みんな同じような服を着ていて、どこにいるのか探すことができない。いた!いた!バックストレートへ立ちあがるヘアピン付近の上で、これから始まるヒート5を真剣な表情で見ていたのだ・・・。
このヒート5は、昨年のトップ30までの選手が降りわけられたヒートのひとつで、昨年の全日本チャンプである下選手らが登場するのだ。その下選手は、いきなり19周に入れ、文句なしのトップタイムをマークする。精密機械のようなその走りは、毎周ごとのラップに現れ、ベストラップとアベレージラップとの差は2秒と開いていない。
レースウィークに入って、ベストラップは出ていたトシゾー店長であったが、タイムを出すセットにすると、安定感にかけ、安定感のあるセットにするとアベレージが下がると言っていた。JRCCのリザルトを見ても、トップ10に入る選手たちはベストラップも速いし、アベレージもとんでもなく安定している。そうした選手に対抗するには、多少のミスをしても速いラップを刻むことで、アベレージタイムを引き上げる!エンジンやタイヤにもアドバンテージがあることを感じていたトシゾー店長は、予選一発目から行くでぃ!と気合い十分であった。
予選6ヒート目が始まり、私はトシゾー店長から車を受け取り、トランスポンダーを装着する。計測3分が過ぎたころ、コースオープンになったら、即、車を出せるように電源コネクターを半分くらい差込み、エンジンをかける。ボディの右下からスロットル・リンケージに手を伸ばし、暖気運転を始める。
ヒート6の計測が終了し、電波がオールクリアとなる。即、電源コネクタをしっかり差し込み、プロポのスイッチが入ったのを確認し、スロットル・リンケージから手を離し、トシゾー店長がうなずく姿を確認し、ピットレーンへと車を置く。いよいよトシゾー店長の予選1ラウンド目が始まったのだ!
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