計測開始1分前にトシゾー店長がピットに入ってきた。車を受け取り、コントロールタワーを見上げると、上を5分、下を5分絞れ!という指示が。この日のために購入したスナップ・オンのニードル調整用ドライバーで、確実にニードル調整を行い、すぐさまコースに復帰させる。そしてスタート30秒前のコールが!全車ピットに入ってくる中、トシゾー店長の車は、何とピットレーン入り口でエンジンストップ!慌ててマーシャルから車を奪い取り、ピットに戻ってエンジンをかけようとするも、エンジンがかかってくれない!
「プラグが切れているんじゃないの?」。私の隣でピットをしていた浅原選手がそう言った。あろうことか、私は予備のプラグを持っていなかったのだ!ピットから離れたところにあるトシゾー店長のパドックまで走って取りにいったのでは間に合わない。浅原さんが持っていたプラグをもらい、NEXTの土居さんからプラグレンチを借り、急いで交換し、エンジンをかけようとするもかからない。
「ポケットブースターが電欠か!?」。予備のポケットブースターでやっても同じ。コントロールタワー上を見上げるとトシゾー店長の姿はない。ピットに下りてきたトシゾー店長は、車をチェック。あろうことかキャブレターが・・・。
まさかのトラブルにより、1周も計測できないまま終わってしまった予選1回目。「悪いけど、誰かにマーシャル頼んでもらっていいかなぁ・・・」。その言葉を残し、パドックに戻るトシゾー店長。彼の心情を察すれば、何も言葉をかけてあげられなかった私だった・・・。マーシャルはSEIさんにお願いし、私は気持ちを切り替え、続く悪ガキやジョージ、MEGA点のピットを努めたのであった。
予選第1ラウンドが終わって、トップタイムは下選手、2番手に福田選手、3番手に古川選手、4番手に北出選手、5番手高橋選手といった上位陣。九州勢では、MEGA点が48位、TSURUちゃんが61位、悪ガキが71位、kuniちゃんが80位、tamaGが90位(以上、GUN-Boy's
BBS参考)であった。トシゾー店長は、1周も計測していなかったから最下位。
気持ちを取り直して、予選第2ラウンドに臨むトシゾー店長。ピットは最下位であったため、一番右端になるのだが、コントロールタワーの一番左端に立つトシゾー店長とのコミュニケーションは図れない。悪いことを承知で、ピットの一番左端、トシゾー店長の真下に陣取た私は、他のピットクルーから怒られながらもその場を動かなかった。この場を借りて、お詫びします。すみませんでした。なお、次のヒートからはちゃんとした位置に立ちました・・・。
計測1分前でニードル調整に入ったトシゾー店長。スタート30秒前でピットに入り、コントロールタワーを見上げると、「メインを5分戻せ!」の指示が。ニードル調整を行い、スタートさせる。
予選1ラウンド目がこのヒート最下位だったため、一番最後尾からのスタートなったトシゾー店長であるが、序盤、好ペースでタイムを刻む。しかし、またもや車がおかしい。そばにいた土居さんが「ニードルが甘い・・・」。そう、明らかにニードルが甘く、ピット前のヘの字では2速に入っていない。周回を重ねるごとにだんだんニードルは甘くなっていき、あげくの果てには4分過ぎ、最終コーナー付近でエンジンが止まってしまった・・・。
またもやアクシデントで、完走できなかったトシゾー店長。コントロールタワーを降りてきた彼は、私に対して「何分戻した?」と一言。言いたいことはわかっていた。「メインを5分戻すどころか、それ以上戻したんじゃないのか!?そうじゃなければ、あんなに甘くなるはずがない!」。
そこまでは言わなかったけど、「2分戻すくらいでいいかもね・・・」。
トシゾー店長の私に対する信頼関係が崩れた瞬間だった・・・・
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