トシゾー店長が福田選手に次ぐ総合2位になったとばかり思っていた私は、さらに上に立つ選手の存在を知り、愕然としてしまった・・・。
「ま、まさか・・・」
そう、予選TQを獲得したのは、予選全ラウンドで19周をクリアし、しかも確実にタイムを伸ばしてきた昨年度全日本チャンプの下選手!総合2位には、コンマ3秒差で福田選手。そしてトップ下選手から遅れること、コンマ5秒差でトシゾー店長だった・・・。
しかし、すぐさま気持ちを切り替えた。「トップからは5秒は離される・・・」そう言ったトシゾー店長の思惑は大きく外れ、わずかコンマ5秒しかその差はなかったのだ。予選全ヒートを通じてのベストラップはトシゾー店長が叩き出していたし、本人が心配していた「タイムが出る車だと、安定感に欠ける」こともなく、このタイムが出ているのだ!
「スピードでも安定感でも負けちゃあいない!戦闘力は互角!これは・・・」。
全日本選手権で運営を担当されていた一人、「みやさん」のHP=「あーるしーわんえいと」にUPされているJRCCレポートを見ると、選手権の前哨戦となった第7戦 in BOSS SPEEDでは、20分間のレースのゴールタイムは、トップから4位までが同一周回でわずか4秒しか離れていない!それだけに給油が非常に重要となってくるのだ!!
前を走る車との差を詰めるも、開けられるも、すべて給油作業にかかってくる。給油で少しでも差を詰められたなら、前を走る選手にとっては、ものすごいプレッシャーになるだろうし、差を詰めた選手にとっては、精神的にすごく優位に立つことができる!
いよいよ、これまで2カ月間、練習を重ねてきたことを、全日本選手権という大舞台で出す時がやってきた。自らの不注意で大切な右手親指を負傷してしまったが、痛いなんて言ってられない!
「例え指がちぎれても、九州勢を、そしてトシゾー店長の給油を誰よりも速く!そして確実にこなすんじゃ!」
ホテルに帰り、氷で指を冷やしながら、スポ根マンガの主人公になるべく、闘志を燃やしていた私であった・・・。
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