もうひとつのハチイチ全日本選手権

FILE 31〜1/2Final A レポート

トップ争いを繰り広げるトシゾー店長と佐橋選手の2台が同時にピットに入ってきた。私は低い体制でトシゾー店長の車をピットエリアで待つ。ピット枠をうまく使って、私が望む角度で車が来る!

「行くでぃ!」

エンジンヘッドに親指をかけると同時に中指でロールバーを持ち、右手でタンクキャップを空け、すばやく体に引き寄せる。左手に持ったGUNを垂直に保ったまま、給油口に一発で合わせると同時にトリガーを引き、燃料をタンク内に発射!燃料が充填されたのを確認し、トリガーから指を離し、タンクから引き抜くと同時に、車を出口に向けて正確に置き、すばやく右手を離す。

「完璧じゃあ!」

が、しか〜し!ピット出口では佐橋選手にすぐ背後まで詰め寄られてしまう!そう、明らかに佐橋選手のピット作業の方が速い!

これまで給油の練習中に、MEGA点から借りた、タイ・プーケットで開催されたハチイチ世界戦や、ホクセイサーキットで開催された全日本選手権のビデオを見ながら、給油スタイルの研究をした私であったが、ホクセイでの佐橋選手の給油は速かった!大阪選手と同時に入る佐橋選手であったが、ピット作業の速いこと!流れるような給油を行い、大阪選手に1秒近い差をつけてピットアウトしていた。

やはり急造ピットクルーの私では、百戦練磨のピットクルーたちには、太刀打ちできないのか?しかしすぐさま気持ちを切り替え、給油の速さを追求するよりも、確実性重視の給油でいくことにした。なぜならピットアウト時には佐橋選手にすぐ背後に迫られたトシゾー店長であったが、そのすばらしい走りで、再び佐橋選手との差を広げている!

迎えた9分過ぎ。2回目の給油時間が近づく。この時点では、トシゾー店長と佐橋選手が後続の選手を大きく引き離し、2台で独走状態を築いていた。9分40秒過ぎ、再びTSURUちゃんがトシゾー店長に給油を告げる。2番手を走る佐橋選手に2秒近い差をつけていたトシゾー店長がラインを変え、ピットへと入ってくる。続いて佐橋選手もピットへとラインを変える!

給油勝負第2ラウンドだ!


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