バキュームチャンバーを装着したことにより、確実にパワーアップしたHARM Street。しかし、喜んでばかりはいられない。大きな課題を残した走行でもあった。
というのも、バキュームチャンバーを装着する前は、すばらしい動きをしていたStreet。「こりゃぁ絶好調じゃあ!」と豪語していた私であったが、装着しての走行では、トップスピードは伸びるものの、そのパワーを活かしきれていない。
周回を重ねながらも、同じラインとトレースできない。どうも足回りやブレーキがパワーに負けている。それ以前にどこか車の動きがおかしい。車が転がらないし、コーナーで失速してしまう。挙句の果てにはコーナーの立ち上がりでパワーを入れると、あっち向いてホイになってしまうStreet。
これはパワーが上がったのが原因ではない。車自体に問題がありそうだ。
私のStreetを見ていたSeiさんに聞いてみると、「あんたなぁ〜車の動きがおかしいでぇ〜!絶好調じゃぁ〜って言ってたけど、全然そのかけらも見られんじゃん!そんなんじゃ、バキュームチャンバーを付けた意味ねぇし、ちゃんとセットを出してからにせんと!本当にもう、おせっかちなんやから・・・」とのお言葉。
ここで、満を持してトシゾー店長が登場。「あんたなぁ〜、リヤのブレーキを引きずったままじゃねぇん!?」と一言。
「図星じゃぁ・・・」
事実、ブレーキをかけたあと、リヤのブレーキレバーが時々戻らず、いろいろやってみたが解消されないままでいたからだ。そのことをトシゾー店長に話すと、一発で「そりゃ、これじゃぁ!」と原因を見つけてくれた。
原因というのは、ブレーキパットとローターのクリアランスが広すぎていたため、ブレーキをかけた際に、カムが必要以上に動き、カムのDカットされたカドがパットにひっかかっていたのだ・・・。
一発で原因を見抜くとは、トシゾー店長。パットとローターにクリアランスを狭くすることで、ブレーキの引きずりは解消される。しかし、そのままの状態だとブレーキの効きが強すぎる。プロポ側で引き量を調節し、再度コースイン。
私を悩ませていたコーナー立ち上がりでの「あっち向いてホイ」は皆無。しかし、まだコーナーでの失速は解消されない。絶好調宣言は、あえなく撤回。今一度、細部の見直しが必要となった、この日の走行だった。
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