頭文字(イニシャル)AD外伝
プロジェクトAD-X 挑戦者たち

Vol.9 希望の光
 
  
「ここならきっと、私の願いを叶えてくれるはず!」と期待を胸に訪問した工房も、残念ながら引き受けてもらえず、がっくり肩を落として、車にHARM Streetを積み込もうとしたとき、社長から思いがけない言葉が!

「うちじゃできないけど、よかったら知り合いを紹介しようか?その知り合いだったら、車が好きだし、もしかしたら引き受けてくれるかも知れないよ!」

「本当ですか!ぜ、ぜひ紹介してください!」

社長は、すぐさま連絡を取ってくれた。が、紹介先の方には連絡取れない。

「夜になったら連絡取れると思うから、その時は君に連絡するよ!」

大変お忙しい中、私のために時間を割いていただいたうえに、知り合いの方を紹介していただけるとは、もう社長に感謝感謝である。丁寧にあいさつをし、工房を後にした私であった。

どれくらい車を走らせただろう?高速道路を降りたところあたりだったか、見知らぬ携帯の番号で着信があった。

「もしもし・・・!?」

「私は○○工房の社長から連絡をいただいた、○○と言います!」

な、何と、社長が紹介してくれるといった方から、連絡が入ったのだ!

「話は社長から聞きました。今度、一度、モノを見せてもらえませんか?」

「ほ、本当ですか?(見せてもらえませんか?だって!やったでぃ!)で、いつお伺いすれば、よろしいでしょうか?」

「今、私は大分空港にいるんですが、今から2時間後には工房に戻りますから・・・」

「(明日まで待てんよ〜!)さっそく、今日でもよろしいんですか?もし今日だったら何時まで工房にいらっしゃいますか?」

「今日でも構いませんよ。何時でもいいですよ。」

「えっ?何時まででもとおっしゃっても、20時を過ぎたりしたらダメでしょ!?」

「いえいえ、構いません。自宅に工房がありますから・・・」

「(おっしゃぁ〜!)では、19時頃になりますけど、よろしいですか?」

「ええ、お待ちしてます」

こんな会話をしたんだったけ?先ほどおじゃました工房の社長が、すぐさま連絡を取っていただいたのだ。エアロパーツ化計画は、もうダメかもしれないと思っていた矢先の電話に、再び希望の光が!

さっそく工房の社長にお礼の電話を入れ、別の用事を済ませた私は、18時過ぎ、先ほど連絡いただいた方に電話した。

「・・・・お客さまのおかけになった電話は、電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないため、かかりません・・・」

な、何や?

2分ほどして、再び電話した。

「・・・お客さまの・・・」

2分ほどして、再度電話した。

「・・・お客さまの・・・」

さらに2分ほどして、電話した。

「・・・お客さまの・・・」

さらに1分ほどして、電話した。

「・・・トゥルルルル・・・」

つながったぁ〜!

と思った瞬間!
 
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