KS-Guyの「バリバリRC伝説」

Lap38〜熱き鼓動の果てに・・・

話は更に5月25日(土)まで遡る。エンジンが絶不調で、何をやってもダメだった私を見て、Dr.バリチェロが「よかったらオレのsolo使うね!?」と声をかけてくれた。ピストンリングを交換したものの、果たしてそれでエンジンの調子が戻るか確信の持てなかった私は、Dr,バリチェロのご厚意に甘えることに。昨年、オープンクラスに参戦していたDr.。当初積んでいたsoloのエンジンから230RCに載せ換えていたのだが、もしも自分のエンジンが不調になった時を考えず、私に貸してくれたDr.のやさしさがとってもうれしかった。というか、Dr,のFerrariエンジン(solo)は絶好調だったから、エンジンが不調になるなんてことは全く考えていなかったのかもしれない・・・。

話は再びレース当日に。Dr.のエンジンからキャブレターのみ降ろして、私のエンジンに載せたものの、よくよく考えたら、ニードルがまったく違っている。チーフメカニックのあだたくちゃんは、丁寧に私のキャブレター内のバタフライを調整してくれたので、ニードルが合っている自分のキャブレターを使うことに決定。もしも予選2ラウンド目でトラブルが再び出たら、Dr.のキャブレターを使おう!いやトラブルは出るはずがない。だって信頼できるあだたくちゃんがやってくれたんだから!

エンジンのトラブルは原因がわかり、まずは一安心。次は車のセットだ。リヤのグリップ感が全くなかった予選第1ラウンド。パドックが近かったジン・アレジやミハエル・とうちゃんに予選第1ラウンドの感想を聞いてみたら、二人ともリヤのグリップのなさを言っていた。やはり原因はリヤのトーインが足らなかったんだと確信した私は、セッティング・ゲージを使って「0.5°」から「1.5°」まで増やしてみた。

それに加え、あだたくちゃんからの指摘で、タイトコーナーでリヤタイヤがイン・リフトしている!とのこと。ということは、トラクションがうまく伝わらなかったから、車が前にでなかったんだ。実はこの日、リヤのダンパーはラウターバッハ用を付けていた。FGのダンパーだとどうしてもオイルが漏れてくる。赤いOリングがへたっているかもしれないのだが、以前テストした際に全く問題のなかったラウターバッハのダンパーで再度走ってみたかったというのが一番の理由であったが、このラウターバッハのダンパーは、長さがFGのダンパーと比べ短い。したがって足が伸びない。だからインリフトを起こしていたんだという自分自身の結論に達し、ダンパーをFG用に換えるとともに、ハチイチ用のダウンストップゲージを使って若干プッシュロッドを長くした。

細部のイモネジの緩み具合もチェックしたところで、予選第2ラウンドの開始時間が近づいてきた。インカムを装着し、心から不安な気持ちを払拭し、コントロールタワーに立った私であった。

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