KS-Guyの「バリバリRC伝説」

Lap38〜熱き鼓動の果てに・・・

こうして迎えた予選第2ラウンド。コースインして1周もしないうちにグリップを発揮するリヤタイヤ。エンジンも問題はない。インカムを通してあだたくちゃんにインリフトしているかどうか確認すると、その事象は見られないとのこと。その効果はタイムに現れ、34秒中盤のタイムをマークし、第2戦に続き2回目のTQ獲得となった!目標としていた33秒台のタイムは出せなかったものの、車に関しては不安材料がなくなった。あとは50周という長丁場をいかに乗り切るか!ということだけだったのだが、気まぐれな天候のおかげで不安材料が一気に増したのであった。

レースレポートにも書いたが、OPENクラス決勝レースがスタートする頃から、ポツポツと雨が降り出し、レースがスタートして15分を経過しようとした頃には、大粒の雨に変わっていた。急に慌ただしくなるパドック。思ってもみない降雨のため、防水対策をしなければならない。がしかし、HITECのサーボに載せ換えている私にとって、いや、私だけでなくヒートシンクが装着されているHITECのサーボを載せている選手全員、完全な防水対策ができなければ、間違いなく決勝レースでトラブルが出てしまう!

ここで私はひとつのカケに出た。OPENクラスの決勝レースが終わって、STOCKクラスAメイン決勝レースがスタートするインターバルで、チームメイトのあだたくちゃんと二人、雑巾を持ってコース整備を始めた。アイスマンも手伝ってくれたが、なぜ私たちがコース上にたまった水の除去作業をしたか!?私たちを見て、みんなどういうふうに思っただろう?チームメイトのあだたくちゃんでさえ、本当の理由は知らないはず。

理由はいろいろあった。ひとつは次にスタートするSTOCKクラスの選手が、少しでもいいコンディションでレースをしてもらいたいから。開幕戦からこの第3戦まで必ず雨に見舞われてきたチャレンジカップ1:5シリーズ。遠く県外から参加してくれる選手が多い中、何時間もかけて来てくれるのだから、少しでもいいコンディションでレースしていただきたいと思うのだ。もちろん私自身もいいコンディションでレースをしたい。

ここで断っておくが、コース整備をした私たちの行動を自慢したいからではない。さらには参加したみなさんに、コース整備をしてくださいと強要するつもりもない。じゃあ何でこんなことを書くのか!?

ここで紹介したいエピソードがある。私が自分からコース整備をすすんでしようと思ったのは、2年前、三重県のホクセイ・サーキットで開催されたハチイチ・全日本選手権での出来事があってからのこと。

選手権2日目、全ての予選が終了し、下位メインからの勝ち上がり決勝が始まろうとしていた時に、いきなりのどしゃぶりになった。排水性のいいアスファルトであったものの、コースは一面水浸しに。夕立であったため、雨はすぐに止んだが、あちこちに水たまりが出来ている。そんな中、主催者から各パドックで雨宿りをしていた選手たちに、コース整備を手伝ってほしいというアナウンスがあった。

「冗談じゃねぇよ!何でオレたちがコース整備せんといけんの?オレはコース整備するために、ここまで来たんじゃねぇよ!主催者がするのが当然じゃん!」と思った私は、次の瞬間、そう思った自分が恥ずかしくなる光景を目の当たりにしたのであった。

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