4月28日(土)朝6時前にSPKに到着。ホビーセンター店長が9時にはコースに来るということなので、それまで一人で時間をつぶした。車から荷物を降ろし、テーブルを広げる。バッテリーの充電をしながら、NEWボディのウインドウ部分をカットした。ライトウエイトボディで、従来のボディより若干薄くなっているものの、カッターの刃は容易には立たない。「レースに出る前に、ボディをカットしてて、そんで指をザクっといって、そのまま病院送りってことになるんじゃない?(笑)」と出発前にトシゾー店長に言われたから、慎重にボディにカッターを入れる。
その後、リーマーで穴を2カ所ほど開け、そこからボディの内側に折るように力を入れると、カットラインに沿ってきれいに取れる。最後の1枚になったとき、「痛てぇ!」。そう、カッターが左手中指に直撃。幸いグサっとはいかなかったものの、爪が割れてしまった・・・。
持ってきたタイヤを確認する。が、しか〜し!本命タイヤのP1、P2を忘れてきた。何たるチーヤ、サンタルチーヤ・・・。1セットは持ってきているものの、かなり使い込んだタイヤなので、2日間走らせたら、きっと切れてしまうかもしれない・・・。あとはカットスリックを使うしかない。SX4が3セット、SX3(らしきもの)が2セット、SX2が2セット。SX2は、この時期もう使えないから、SX4とSX3でやるしかない。
NEWゼノアに装着した3Pクラッチのミートタイミングを変えるべく、エンジンを降ろし、クラッチを外そうとするが、抜けない・・・。soloのエンジンは、クラッチをねじ込むのだが、ゼノアのエンジンは圧入しなければならない。隙間からトルクスレンチで調整ビスを回そうとするが、回せない。だれか専用工具を持っているだろうから、借りようっと。
そうこうしているうちに、9時になり店長、黒ひょうさんほかSPK常連のみなさんが来始める。SPKでは電動が30分走ったら、次の30分がGPというシステムになっている。走行受付を済ませ、フロントP2、リアP1のタイヤにウオーマーをかけ、9時30分を待つ。
GPの走行時間となり、ウオーマーを外してエンジン始動。どきどきしながらコースイン。しかしまだ気温が上がっていないせいか、ウオーマーをかけたP2、P1でもグリップしない。数周走らせた後、フロントSX4、リアSX3に交換。しかしこれもリヤタイヤがグリップしない。これはアクティブフェスタの時のように、リヤがダレているのではなく、フロントのグリップが勝っているからだと思った。そこで使えないと思っていたSX2に交換。これがグリップしたのだ。
出発前にトシゾー店長に「SX2は使わんよなぁ。荷物になるけん、置いていこう」と言ったところ、「持ってるものは、全部持っていったほうがいい。何があるか分からないから・・・」。言うことを聞かずに置いてきてたら、いったいどうなっていたことだろう。教訓その1であった。
タイヤチョイスが決まったところで最初の走行時間が終了し、テーブルに戻り、デフの調整をする。最初に使用したデフはFGの新型デフ。一番スルスル状態だったので、若干締め込む。2回目のコースイン。しかしここで問題発生。エンジンが裏のストレート中盤で、息継ぎ状態となる。ニードルを絞り過ぎ?アイドリングも安定していない。これはやはり絞り過ぎなんだという結論に達し、Hi側とLow側のニードル調整をする。しかし、かなり甘くしてもその症状は替わらない。「もしかして逆に絞らないといけないかも・・・」と思い、絞ってみると、ストレートが全く伸びない。失速してしまう。これはやはり、絞りすぎなんだという結論に達した。走らせる度にニードルを調整するも、ベストな位置がつかめない。
11時前だったか? チームAMJのメンバー、野田さん、YNさん、そしてこてつさんが無事到着!3月のホクセイでのFGカップにお会いして以来である。みなさんとの再会にしばらくの間、セットの手を休め、談笑する。
AMJのみなさんも走行準備が整い、一緒にコースイン。だいぶコースにも慣れたところで、YNさんにタイムを計ってもらう。目標タイムは、SPKでのビッグサイズレース第1戦で、HARMを駆る嶋野さんが出した22秒74。しかし結果は、23秒中盤から後半のタイム。自分としては行けたと思ったのだが、タイムは出ていない。というか、嶋野さんが速い!そして嶋野さん以上に、F1を駆る藤川さんは、21秒78というタイムを叩きだしている!
実はこれまでF1が走るところを見たことがなくて、実際に見て度肝を抜かれた。速い!ツーリングと全く異質と言ってもいい。コーナリングスピードが全く違う。リヤタイヤで回るというか、なめらかに、そして華麗にコーナーをクリアしていく。後から聞いた話であるが、リヤのトーインは通常0°であるが、トーアウトにして走らせていたとのこと。普通、そんなセット思いつかないけど、その時の路面状況などに応じたセットを自在にできるSPKのみなさんのセッティング能力に脱帽した私。
でも私は私。日頃からトシゾー店長に言われている「転がして走らせろ!」を意識しながら、ベストラップは叩き出せないまでも、レースで勝つ走りを心がけようと、17時までの間、デフを交換したり、再度タイヤのセットを変えたり、ブレーキの利き具合を調整したりと、できることを全てやってみた。苦戦したニードル調整であるが、おおむねこれだ!というところまでこぎつけ、あとはレースを迎えるのみ。
レース当日のコースは、通常のGPのコースとは異なった、ビッグサイズ専用レイアウトに変更するとのこと。選手は全員イコールコンディションな訳で、いかに早くコースに慣れるか、そしてセットを出せるかにかかってくる。全国八十八カ所のサーキット巡礼が確実化してきた前日であった。 |