スペシャルステージ(SS)に臨んだtamaさん、abeさん、そして私のコンペティション組。まず暫定3番手のabeさんがスタート。KawasemiでのRd.2では幻のベストラップを記録したabeさん。今回のSSでも3周目にabeさん自身のベストラップを叩き出す!
続いて私がコースイン。タイヤはフロントP3、リヤP2を選択するものの、リヤが思うようにグリップしない。あきらかにタイヤの選択を誤った私。結局、予選2回目のベストラップを上回るどころか、全くさえないタイムでSSが終了。ここで決勝レースは、フロントP4、リヤP3でいくことに決定した。
そして暫定TQのtamaさんがスタート。計測を開始して1周目、そして2周目までabeさんが叩きだしたタイムには及ばない。そして泣いても笑っても最後の1周に全てをかけるtamaさん。さすがのtamaさんも、プレッシャーのためか、途中縁石に乗り上げるなど、らしからぬ走り。が、しか〜し、abeさんを上回るタイムで文句なしのTQを獲得。2番手にabeさん、3番手に私で、決勝レースを迎えた。
決勝レースに出走するにあたり、私は大きな選択に迫られた。それはもちろん、オーバーヒート対策にあたり、このままゼノア230RCにするか、いちかばちかでSOLOに載せ変えるか!でも3分過ぎにオーバーヒートでリタイヤしたSPLとは違い、南国九州とはいえ、さほど気温は上がっていない。路面温度も上昇していないし、エアダクトを装着しているし、ここは絶対的なパフォーマンスを発揮する230RCで臨む決心をした。
グリッドに車を並べ、エンジンスタート。今回も難なくエンジンは始動し、ウオーミングアップランに入る。途中、ピットに車を入れ、ナビをお願いしたハシモトくんにアイドリング状態を確認してもらうが、オーバーヒートの症状は皆無。「よっしゃぁ。焦らず、自分の走りをすれば、きっと結果はついてくる!」
そしてスタートの合図と同時に全車きれいにスタート!と思いきや、一台「ボボボ・・・・」と何やら情けない排気音を発する車あり。それはなんと、TQを獲得したtamaさんではないか!ホールショットはabeさん、続いてtamaさん、そして私の順で右のインフィールドから左のインフィールドへとクリアしていく。完全に私たち3台が抜け出た形で、1周目をクリア。
3周目だったか、先頭を走るabeさんが、周回遅れの車と接触!後続のtamaさんが躊躇しているすきに私が数台をパス!これまでのレースではいまだかつて経験したことのないトップに躍り出た私!しかしすぐさま1コーナーへの進入でtamaさんにインを突かれ、2位に後退。そのまま、じりじりとtamaさんに離されていってしまう・・・。
ここで思い出したこと。トシゾー店長から「無理して前を走る車についていく必要はない。自分のペースで走ること!たとえ離されていっても、そのペースを守ることが大切なんだ・・・」。焦らず自分の車に集中して、周回を重ねる私。しかし私の後方から3番手に上がったカナ店主が近づいてくる。でも自分のペースを見失ってしまったのか、カナ店主おかもとさんが痛恨のコースアウト!再び私との差が開いてしまった。
そして3分?過ぎ、abeさんの車がまさかのストップ!SPLに続いてオーバーヒートか?abeさんの車は、JINくんたちが待つパドックに回収され、エンジン始動を試みている。すると「ワテの車もおかしいで〜ぇ!」とコントロールタワーで誰かさんの声。そう、トップを走るtamaさんの車も前回のアクフェス同様ストップしたのであった。
ここで、な、なんと、私が単独トップに踊り出たのだ!「さあ、トップに立ったのは、未だかつてこの位置で走ったことがない、SW野郎だぁ!」とDJトシゾーのMC。そう、昨年末のKawasemi最終戦から始まり、これまで1度もトップを走ったことがない私。マシントラブルやエンジンの不調により、まともにスタートが切れなかった私が、ついにトップを走っている!エンジン始動に手こずるabeさん、tamaさんとの差は広がるばかりだし、後続の車とも約半周の差が着いている。
頭の中が真っ白になった私。ただひたすら車に集中し、ラップを重ねていく。これまで人一倍、トップを走ることを願いながらも、できなかった過去のレースを思い出してか、何か胸に込み上げてくるものがあった私。長く苦しかったこれまでの悪夢を払拭し、栄光のゴール目指してひた走る私。ミスもなく、たんたんとラップを重ねる私の胸は高鳴り、思わず目頭が熱くなるのを感じたのであった。
「このまま行けば、悲願の初優勝だ!」。
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