SW野郎の「1:5世界選手権参戦記」

決勝レース初日編〜その2

私と山崎さんが出場する1/256Bメインのスタートまであと5分。スタート時間が1時間近く遅くなったおかげで、車のチェックが十分でき、レースに臨めるはずだったのに、思いのほか車検というか、ボディの確認に時間を費やし、イライラが増し、最終チェックもそこそこにポンダーを受け取り、脱落しないようにちゃんととりつけ、tamaさんに車をお願いし、コントロールタワーに登る階段でスタートを待つ。

1/512Aメインが終了。いち早くピットに車を入れ、エンジンを始動。「おっしゃぁ!行くでぃ!」。が、しかしまだ出走時間にならず、エンジンは停止。「SWぅ〜!頼むでぇ〜!しくじったら承知せぇへんでぇ〜!」とtamaさん。「まかせちくんなぁ〜!『大和魂』っち言うのを見せつけちゃるけん!」と言おうと思ったら、「まかせちくんなぁ〜!『神風特攻隊』で行くでぇ〜!」と言ってしまった・・・。
 
いったん車をピットテーブルに置く。何気なしに車をtamaさんが車を転がすと、リヤタイヤが・・・・。コロコロと左右のタイヤがはずれてしまった。あわててパドックにホイルナットとレンチを取りに走ってくれるtamaさん。「あんたなぁ〜、本当は冗談でやりよるんじゃろ?やけど、決勝レースで、することはないんとちゃう?あまりにも緊張感、なさすぎで!」いい加減にしろよ!と怒るトシゾー店長。冗談ではなく、真剣だったんだけど、やってしまったこの私。でもこれが出走前だったから、まだ私には追い風が吹いている!そう思って疑わなかった。

コースオープンし、2分間のウオーミングアップ走行に入る。入念に仕上げた車は絶好調!ミスしない限り、絶対に勝ちあがれるだけの車に仕上がっている! 世界戦が始まって以来、最高の走り!下からtamaさんが「こら〜SW!攻めすぎじゃ〜!」との声が入るが、全然そんなことはない。私自身、車がよく見えていたし、自分の思うように車も動いていた。

スタート30秒前!シケインをクリアし、バックストレートへのアプローチもきまり、車もフワフワすることなく、バンクのついたコーナーへ進入!スピードに乗って手前のシケインへ!と、気持ちはいっていたのだけど、車はバンクのコーナーを曲がることなく、そのままストローバリアめがけて一直線!「ほらみろ〜!言わんこっちゃない!」とばかりにtamaさんが、救出のためコースを走る。でもいったいどうして?急にブレーキが効かなくなった感じが!?

tamaさんが車に到着したときには、もう全車グリッドにつきかけていた。車をコースに戻してくれたとたん、スロットルを握っていないのに、車は前に進んでいく!「クラッシュして、リンケージが狂った? それともエンコンサーボが逝かれた?」。原因は分からない。ブレーキをかけた状態じゃないと、車は勝手に前に進んでしまう。5番グリッドにつくまで、なすすべもなく、こうなりゃこの状態で走らせるしかない!ブレーキを握ったまま、スタートの合図を待つ。もうこの時点で、勝ち上がることはできないシナリオとなっていたのであった。

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