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60分に渡るファイナルレースを制したのは、まだあどけなさの残るStrauch
Marcel。ヨーロッパ選手権でもAメインに残ったことのない、この少年(年齢は不明だけど、まだ10代)が記念すべき第1回 1:5世界選手権の初代チャンピオンとなった。 レースが終了して、スタンドからは大勢のギ ャラリーがコース内に押し寄せる。それは60分間の熱く激しいレースを戦った10名のファイナリストをねぎらうため、そして見事優勝したStrauchを祝福するためだった。
大勢のギャラリー、マスコミ、そして各国のレース関係者が見守る中、バックストレート付近の芝生内に設けられた表彰台に、上位3名の選手が立つ!とまどい?を隠しきれない表情のStrauchを2位のFeldmann、3位のReinertが、「あんたなぁ〜、おれたちを押さえて優勝したんじゃ!もっとうれしそうにせんかい!」とでも言うかのごとく、チャンピオンとなったStrauchに声をかけていた・・・。
表彰式も終わり、帰り支度を始める選手たち。そんな時、一大事が!トシゾー店長の車が見あたらない。さっきまでバックストレートに並べられていたのに、1台だけ見あたらない!みんなに聞くけど、誰も知らない。
「盗まれた!?」
何のことはない、ファイナルレースが終了した後の車検を受けるため、誰かが車検場に持っていってくれていたのだ。車検場で待っている間、今日一日、何だかとっても感情の起伏というか、いろんな想いが交錯した一日だったなぁと一人振り返っていた。緊張あり、焦りあり、喜びあり、興奮あり、感動あり、そして最後は、とってもくやしい想い。
そんな私たちの気持ちを知ってか知らずか、いつの間にか冷たい雨が降り出していた・・・。
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