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ファイナルレース2ヒート目のスターティング・グリッドに並んだ車は、5台。トシゾー店長を含め、あとの5台は何らかのトラブルを車に抱え、修理や調整が必要だったと思われる。スタート直後、1ヒート目3位だったReinertが飛び出し、それをFeldmann、Strauchが追う展開となる。1ヒート目、1位であったMielkeは2ラップ目に30.75というタイムで一気に5番手まで後退してしまう。Vauclinほか他の選手は、全員コースに復帰するものの、周回遅れからのスタートであるのでその順位を上げることができない。トシゾー店長は先頭が29ラップを数えた時、コースに復帰するも4周を走っただけで、再び姿を消してしまった。
レースが動いたのは、スタートして11分が経過した時点、42ラップ目であった。それまでトップを走っていたReinertの車にトラブル発生!? 2番手につけていたFeldmannがトップに立つ。2番手にStrauchが上がるも、すぐさまMielkeが2番手に上がり、トップとの差を少しずつ詰めていく。そして迎えた22分過ぎ、79ラップ目、Mielkeの車がおかしい!
2ヒート目は2位を走るも、トップとは同一周回。1ヒート目は2位に2ラップをつけてゴールしていたので、ダントツのトップであったが、そのMielkeがピットイン。83ラップ目にコースに復帰するも、1周走っただけで、すぐさまピットイン。
記念すべき第1回の世界選手権で優勝まであと8分!というときにまさかのリタイヤ。今年のヨーロッパ選手権などでは、その実力をいかんなく発揮し、今大会ではコラーリと並び、優勝候補の筆頭にあげられていたMielkeだっただけに、その落胆ぶりは・・・。コントロールタワーから降り、悔しさをこらえきれずに、一人、木陰で泣いていたMielke・・・。
レースのほうは、27分過ぎ、98ラップ目でそれまで2位につけていたStrauchがトップに立った!実は、このStrauchこそが、ファイナルスタート前に、バッテリーを落とし、ノーコンとなり、バックストレート奥のポールをなぎ倒し、おまけにファイナルレースのスタート時間を遅らせてしまった張本人なのだ!
「レースちゃぁ、こういうもんじゃわなぁ〜!」とトシゾー店長。誰しもがStrauchがトップに立つなど、全く考えていなかった事だと思う。あのスタート前のクラッシュがなければ、このレース展開にはなっていなかったかもしれない。しかしレースに「たら!れば!」は通用しない。結果が全てである。
堅実な走りで105周を走りきったStrauchが、2ヒート目トップでゴールする。2位には同一周回でFeldmann。3位には、スタートが遅れたものの、安定した走りでVauclinが入った。
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